絹は生きていると言われます。着物を着用されたらすぐに直さず、陰干しをしましょう。数日してから浮かび上がるシミもあります。また、汗などのタンパク質はドライ洗いでは落ちません。水洗いが必要なんです。なるべく着用後、もしくはシーズン終わりに一度は洗いをお勧めします。簡単に落ちるシミも日数が断つと落ちなくなるモノもありますよ。
丸洗い注意
●『丸洗いをしたら風合いや色合いが変った』などございませんか?
○ 絞りの部分に凹凸が無くなった
○ 金箔の色や厚みが変った
○ 友禅や地色が変った  など

そのような事を避ける為に!!

● 着物洗いのお店の選び方(あくまで目安ですが)

○ 着物洗い専門店を選ぶ
  (クリーニング屋でも着物洗いの幟などが立ってる)
○ 着物の知識がある店を選ぶ
  (やはり呉服屋が無難です)
○ 金額が極端に安い店は避ける
  (一般的に袷着物丸洗いで¥10.000前後です)
○ その場で他にシミや汚れが無いか確認してくれる
  (後で請求されるのは嫌なもんです)


◎びっくりな話 
 みな様、【丸洗い】って何かご存知?
 少し前までは【洗い張り】を【丸洗い】と言うてました。
 一般には丸ごと全部洗ってくれる事と思いますよね。
 でも、【丸洗い】ってそのような規制は無いんですって
 ドライ洗いでも【丸洗い】、汚れている部分を落とすだけ
 でも【丸洗い】衿拭き袖口拭きプレス仕上げでも【丸洗い】
 お店によって加工内容が違うのはおかしいのが現実です。
 うちの悉皆屋が「他所は金額ばっかでめちゃする」って
 怒ってました。


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当店では、総絞りや刺繍、金箔などの加工が多いお着物には加工にあった作業を致します。